フリーランスを目指すエンジニアの中には、独立後はどのように人脈づくりをすれば良いのか、どうやって案件を獲得すれば良いのかと悩むケースは少なくない。しかし、自分が営業や人脈づくりが苦手だからと独立をためらっているのであれば、それほど悩む必要がないことは覚えておくと良いだろう。

独立してフリーランスになってから人脈づくりをしたり、案件を獲得したりしたいなら、まず最初につながると良いのがフリーランスを専門とするエージェントだ。エージェントとフリーランスのエンジニアの関係は、芸人と芸能事務所の関係に例えられる。

芸能界で芸人になる際には芸能事務所に所属して、仕事をもらうことになるだろう。芸人は芸人としての仕事をするが、仕事を請け負ってくるのは芸人が所属する芸能事務所だ。契約周りや報酬面も含めて芸能事務所がすべて取りまとめ、各々の芸人に仕事だけを持ってくる。それと同様に、エージェントを利用すれば、エンジニアは基本的に本業やちょっとした事務作業をするだけで良い。

もちろんフリーランスの中には、エージェントを利用するとマージンを取られるから嫌だという人もいる。だが、法人が運営しているエージェントは、エンジニアがフリーランスとして活躍できる場を提供してくれる非常にありがたい存在と言えるだろう。

実際にフリーランスの9割以上が、エージェントを利用している。どんなにスキルがあっても、自分で営業して案件を獲得するのはなかなか難しいものだ。この営業の部分をエージェントに任せることで、コンスタントに仕事を請け負うことができ、営業にかける時間や労力を節約できる。